お久しぶりです😊ちいこです。
うちの可愛いむぎももう6歳、立派な大人に育ちました。
寒い冬にも暑い夏にも元気にお散歩に励むむぎですが、「そっちじゃないよ」とリードを引っ張った時の咳き込みが気になるように…。
昔から「気管が狭い子です」とお医者さんに言われていたため気管を圧迫しないハーネスを選んできました。
けれどそれでも咳き込む姿を見ると喋れない分「やっぱり苦しいのかな?」と心配になってしまうのが親心😢
そしてここからが「気管に優しい、犬が咳をしないハーネス」探しのはじまりはじまり。
同じく気管の狭い犬を飼っている方、またお散歩中のペットの咳き込みが気になる方は是非最後まで読んでみてください!
こちらで紹介するハーネスは、あくまでむぎ1匹が実際に使用して咳き込んでしまった、または咳き込まなかったハーネスたちで、全てのペットに当てはまるものではありません。
個人差があるものかもしれませんので、あなたの大事なペットが苦しくないハーネスを探してあげてくださいね。
気管に優しい設計=全ての犬の気管に優しいというわけではない
繰り返しとなりますが、むぎには小さい頃から必ず「気管に優しい」と謳われているハーネスを使用してきましたが、結局むぎが咳をしなくなるハーネスに辿り着く道のりは長かったです。
お手頃価格のものからちょっと良い人間の服が一着買えそうな価格のものまで、これできっと苦しくないはずだ!とつけてもいざお散歩に行くと「げほっ」と咳をする姿を見てぎょっとする。気管に優しいって言ったじゃない!
ハーネスにも合う、合わないがあるので、「気管に比較的配慮されている設計」になっているというだけで、一概に全ての犬に対して気管が締まらないようフィットする作りになっている、というわけではありません。
お散歩は毎日のものですから苦しい思いは少しでもさせたくないですし、飼い主もペットものびのびとお散歩できる環境でありたいですよね!
ではここからは私が実際購入したハーネスを紹介しつつ、むぎが実際につけた時の反応を赤裸々に紹介していきます。少しでも皆さんのハーネス探しの参考になれば幸いです☺
パーフェクトフィットハーネス
実家で愛用しているハーネスだったため、一番初めにこちらを購入しました。
首、胸、お尻の3パーツ(パーツごとに別売りですので、注意が必要!)を結合させて1つのハーネスにするためトータルでかかるお値段は少しお高めですが、パーツごとにしっかりとその犬の体に合う大きさが選択できるので「首だけぶかぶかする」「胸部分だけきつい」などという事がありません。
ただしむぎの気管にはあまり優しくなかったみたいで咳き込む頻度は変わらず、何よりハーネスの組み立てや着脱が難しすぎて同時に飼い主の心も折れました。ぽっきりと。
※記事執筆時点(2023年8月)新規製作はしておらず、在庫のみの販売となっているのでざっくりと紹介だけしました。代わりに「IDCパワーハーネス」とこれまた気管に優しいとされているハーネスが同メーカーから販売されているので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。機会があれば購入してレビューして見ますね!
バディーベルト
ペット用品のお店でもよく展示されているバディーベルト、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
「気管虚脱 ハーネス」と調べるとすぐに出てくるほど人気なバディーベルト、色もサイズも豊富かつ柔らかな本革で高級感がすごい。ハーネルとリードをセットで使用すると、ちょっとセレブな気分も味わえるとか味わえないとか。それくらいお高い代物です。
お値段はかなり張りますが、首への負担を軽減し気管を圧迫しない作りになっている上に、本革なのですぐにボロボロになる心配もありません。商品レビューの中には10年以上同じものを使用されている方もいらっしゃるとのことで、やはりお高い分持ちも良いようです。さすが本革。
使用して良かった点としては、私が割と不器用なので装着、サイズ調整が非常に簡単だったのと(服を着ていない状態はもちろん、冬用のもこもこ服を着せた状態でも装着時にラクラクサイズ調整が可能なので、すごく有難かったです!)見た目が上品なので、散歩しているだけでちょっと良い気分になれます。
むぎの反応
さっそく期待を胸に高級感を纏わせて意気揚々とお散歩に出かけたところ、少し引っ張るだけで容易く咳が出るので泣く泣く使用を停止。
紹介するハーネスの中でも一番咳は酷かったです、さよなら本革。
ただし実際バディーベルトユーザーの方の声の中には、使うと咳がほとんど改善された!他製品を使っていたけど、結局これに落ち着いた!など称賛の声も多数寄せられているので、使用された事がないという方は試す価値は十分にあると思いますよ😊
ちなみに流石にもったいないので実家で飼っているトイプーにあげたところ、咳も出ず難なく使用出来ているとのこと。どうして?
パピアソフトベストハーネス
楽天の犬の胴輪部門、100週連続1位を取るほど気管に優しい非常に人気のハーネスと聞き、すぐさま購入しました。
レビューも評価もかなり良かった上に、カラーも単色ながら種類が豊富ですし、体に触れる部分がメッシュとなっているので夏でも涼しそう!
最近はサイズ調整が出来たりパーツごとに分かれているものも多くて「どこに足を通すんだっけ?」と混乱する物も多い中で、装着はダントツにお手軽で簡単!むぎはハーネスをつけようとするとお散歩に行ける喜びでハッスルするので、このお手軽さはとてもありがたかったです。
サイズ展開は5種類、微調整はマジックテープのみ可能(細かい調整は不可)なので、ベストにフィットする体型のわんちゃんであれば良いのですが、そうでない場合はセルフでのお直しや何かしらの工夫が必要だと思います。
むぎの反応
気管のことだけで言えば確かに紐が体に食い込む事がなく、お散歩の際にむぎが咳き込むことはほとんどありませんでした。
ただし装着した段階では問題ないように思えたのですが、お散歩中前に引っ張ったところハーネスが抜けてしまうアクシデントが💦
体重を目安に選んだのですが、むぎには少し大きかったのかマジックテープが緩かったり、リードを引く方向によってはハーネスごと抜けてしまいました。
良い商品だと思いますが、ハーネスが途中で抜けてしまうのはいつかの事故に繋がるリスクがあるので使用を断念…😢
皆さんも初めて使用する際は、「本当にリードを引っ張っても抜けないか?」をしっかり事前にチェックしてから使用するようにしてください。
ただし長年愛用しているリピーターも多数いる、多くの人に愛されている商品です!今回は単純にむぎのサイズとフィットしなかった、というだけですので、気管に優しいハーネスと謳われるだけのことはあると思いました。
Rabbitgoo
「散歩中ゲホゲホと苦しそうだったけど、これをつけてから咳をしなくなった!」といういくつかのレビューを拝見し、購入を決定!
体にしっかりフィットするハーネスで、咳止めや飛び出し防止だけでなく老犬を介助するハンドルもついているので、小型犬から大型犬まで幅広い犬種に合うハーネス、とのことです。
実際装着した感じ、確かに胸から背中まで包み込む感じでしっかりとフィットしていました!
ただしむぎ(体重3.5キロ)の場合、一番小さなサイズを購入してもギリギリまでベルトを短く調整して何とか抜けないかな?レベルですので、作りはサイズ表に記載されたものよりも比較的大きめに感じました。
また他ハーネスと比べると体感的にハーネス自体が重く感じるので、もしかすると小型犬にはあまり向いていないのかも?
むぎの反応
むぎに装着したところ、やはり重いのかつけた瞬間から石のように固まってしまい、少しハーネスに慣らしてから外に出しても普段は一目散に駆けだすのに、伏せの状態から一歩も動きませんでした💦
結論、動かないので咳き込まない!
まあ当初の目的は晴れて達成したのですがお散歩にはならないので、こちらも悲しくもさよなら。
リーズナブルな価格に比べて作り自体はかなりしっかりしているので、例えば5キロ以上の小型犬、またそれ以上の大きなわんちゃんには効果を発揮してくれるのではないかなと思います。
ミルミル
今現在、むぎが愛用しているリードがこちらです。
大変失礼ながら最初は全然期待していませんでした、だってリーズナブルだし。
多分価値観がバディーベルトに毒されている。高い=気管に良い、と刷り込まれている。
無意識に。見た目も可愛いし試してみるか~、とそんな穿った気持ちでポチったハーネスでしたが、これが救世主でした。
足を入れて背中で留めるだけとよくあるシンプルなものなので簡単装着でラクラク、しかも何気に各部分のサイズ調整もしっかりできます、リーズナブルなのに。
今までのものと何が違うのか素人の私には全く理屈は一切わかりませんが、全く咳き込まなくなりました。そして何故なのか咳き込まない上に、普段と違ってそこまでぐいぐい引っ張らない。業者の回し者ではありません。
伝わるでしょうか、この困惑が。
私も書いていてどう説明して良いのかわかりません、出来ることなら高かったバディーベルトでそうなって欲しかったという気持ちすらあります。
しかし飼い主の気持ちなど関係なく、ようやくむぎが咳き込むことなくお散歩で来ているのでまあもうハッピーです。
現在1年半毎日使用していますが、普通に使用する分(洗濯込)には、壊れずほつれず問題なく使えています!
ただしリーズナブル(3回目)故にあまり頑丈な材質ではなく、サイズも小型犬用の小さな物しかないので、体のサイズが大きかったり、ハーネスを噛むわんちゃんには向いていないので、「買い替えがいずれ必要になる」前提で購入するのをおすすめします。
ペルロスハーネス
実家に戻った際「今クーリが使ってるよ」と言われて興味が湧いたペルロスハーネスも併せてご紹介しておきます!
クーリは普通のトイプードルより体がかなり小さいので普通のハーネスだと胴回りや首回りのどこかが緩くて引っ張ると抜けてしまうこともしばしば。
そんな時にお散歩中にワン友から聞いたというペルロスハーネス!私が上記で紹介したハーネスはほとんど「小型犬用」でしたが、このペルロスハーネスは超小型犬から大型犬用まで幅広くサイズ展開されており、首回り・胴回り・胸~お腹の5か所でサイズの調整が出来るので、しっかりわんちゃんの体にフィットして装着することが出来るんです!
確かにこれまでも幾度かクーリをお散歩してる際、足が抜けてしまったりとどこか歩きづらそうにしていたりという姿をよく見ていたのですが、このハーネスにしてからは驚くほどしゃきしゃき歩いてるんだとか。
しかも2時間ほど。トイプードルの体力やばすぎない?
獣医がおすすめするハーネス、と謳われるほど気管や首への負担などに優しい設計になっており、ダックスフンドやコーギーといった腰に負担がかかりやすいわんちゃんにもおすすめ!
こちらのハーネスはクーリが使用しているのを実際にチェックしただけですので日常的に使用はしていないのですが、母が絶賛していたので興味ある方はチェックしてみてください😊
ハーネスは犬に合ったものを選ぶ
犬と生活を共にするにあたって、お散歩は欠かせない犬のストレス発散の手段です。
その上でハーネスは毎日使うものですからお値段問わず、犬の気管に優しい物を見つけてあげたいですね。
写真は春に撮った、さくらに興味津々なむぎです。
前述したことの繰り返しとなりますが今回ご紹介したものはいずれもむぎが実際に使用したハーネスです。…が、むぎには合うけれど他の子には合わない、ということがあるかもしれません。
あくまでも、皆さんのハーネス選びの参考に少しでもなれば幸いです☺